復活

最近、物凄く波に乗ってた。自分でも恐いぐらいに物事が順調に進んでいた。

例えば、moosic lab 2013に自分のようなゲテ者が参加させて頂けることになったり。

その作品を年末年始、双葉双一と衝突しながら作っていたのだが、次々に名シーンが生まれた。(MARKも出演！)

このまま行けば巨匠と呼ばれるような映画監督になるんじゃないかと錯覚するほどだった。それぐらいに面白いシーンが連続して撮れた。

が、しかし・・・

とうとう事故が起きた。


2013年1月14日

この日、半年程前から準備をしていた新作映画『芋』の撮影２日目だった。この日の為に多人数の役者さん、スタッフさんに来て頂いていた。

しかし、ここで事故が起きた。橋の下のロケ地に向かう時、雨のぬかるみに滑り、大転倒してしまい、その際、左肩を脱臼してしまったのだ。監督の自分が。

役者さん、スタッフさんに多大なご迷惑を掛けることになってしまった。

以下、時系列で報告します。


10:30　Nさんの運転、K君のナビで１件目の病院に到着。外科不在。

11:00　２件目の病院に到着。祝日ということもあり大混雑。

12:00 レントゲンを撮ってもらう。(激痛と戦ってます)

13:00 お医者さんに腕をひっぱったり、こねくり回してもらう。が、腕ハマらず。(この時、館内に響き渡るぐらいの絶叫)

14:00 NさんとK君がずっと付き添ってくれていたが、あまりに待ち時間が長いので別地で待機してもらう。(この時は腕がハマり次第、撮影を開始する予定だった)

15:00　麻酔を打ち、お医者さんにひっぱってもらう。普通なら眠りにつく量の麻酔を注入してもらっても、常に意識がある自分に医者や看護士が驚愕する。朦朧とはしているが常に意識があるのだ。医者も「こんな量の麻酔入れたことがない」と看護師に話していた。

15:３0　この時点で撮影は諦め、オペ台の上からK君にTELする。この時、なぜか自分の車のトランクに隠してあるエロDVDが気になり、「絶対にトランクは見るな」と釘を指す。電波状況が悪く、何度も「車の・・車の・・トランクは・・・トランクは・・絶対に見るな」、、、たまたま恐いもの見たさで購入したクソやばいDVDをトランクに隠していたのだ。それが見つかったら、すべてを失いそうで恐かった。



16:00　１時間の休憩の後、再び大量の麻酔を注入してもらい、腕を再びこねくり回してもらう。が、やはり自分には常に意識があり、激痛と恐怖心から筋肉が固くなってしまい、腕がハマらない。


17:00　全身麻酔をすることに。合併症の恐れもあるということで、血液検査からCTスキャンまで色々検査してもらう。極めて健康！

18:00　手術開始！気づいたら腕はハマり治っていた。

１日入院ということで、今病室のベッドでこのブログを書いてます。


本年もよろしくお願いします。