平日の夜

昨夜は珍しく忙しかった。いつもは仕事が終れば家に直帰し、親とメシ食って、部屋で１人ビールを呑みながらテレビをぼーっと見ている。昨日は仕事の後、予約しておいた歌唱教室に出掛けた。
この日、先生に『映画でも見に行こう』という自分の中で一番自信のある自作曲の歌唱指導をお願いした。歌詞とコードを書いた紙を先生に渡し、先生の前でギターを弾いて歌ってみせた。『くそったれた生活の繰り返しにうんざりしてんだ、仕事で会うのは男ばかりで女っ気なんてゼロさ～』と歌い出すこの曲を先生の前で歌うのは少し恥ずかしかった。歌い終わると先生が『この曲はメロディーが単調だからそんなに直すところはない』と言ってくれた。それでも何カ所かご指摘頂き、歌メロを詰めていった。歌メロをピアノで弾いてもらい、先生が『こんな感じで歌いたいんじゃない？』と歌ってみせてくれた。内心『スゲェー』と思いながら『そ、そうそう、そうゆう感じで歌いたかったんすよ』と冷静を装った。自分の曲を人に歌ってもらうというのは鳥肌が立つほど感動する。この曲は開放コードが多いのだが、途中マイナーコードを入れてみると曲に深みが出るとアドバイスを頂いた。そんな感じで３０分くらいでこの曲の講習は終わり、発声練習に入った。自分の今の弱点として高音域の発声に問題がある。正しい発声のコツを教えてもらった。高音域を出す時、瞬発力が必
要なのだ。ＨＰの試聴コーナーにアップしている『再出発』という曲では高音の発声が不十分の為、リズムに乗り遅れて音を外してしまっている。まだまだ練習が必要だ。
８時すぎに講習が終わり、急いで某ライブハウスにビラ配りに出掛けた。この日、『中山うり』と『TOKYO No.1 SOULSET』のライブがあった。お客さんは音楽好きな感じの人ばかりだ。差し出したビラを次から次に手に取っていってくれるのでお客さんの顔を見上げる暇もないほどだった。準備した１００枚のビラすべて配り終えた。