無謀とも言える挑戦～草の根活動、第二章～

ライブ活動を本格的にスタートさせて、まだ一年ちょっとの私だが、自主製作ＣＤをいきなり全国発売することとなった。
『ＨＡＤＡ』としての知名度など、まだまだまったくと言っていいほどないのは承知の事実だ。ハポン周辺の一部の人が知ってるだけだ。
普通、ＣＤを全国発売するには、ある程度の知名度が出て、周囲の期待が高まってから満を持して発表するのが普通だろう。でなきゃ、いくらＣＤを発表したとしても売れるわけがない(…と、言われている)。完全な勇み足かもしれない。しかし、物事には『流れ』というものがある。最近、自分自身、特にその流れを強く感じる。ライブ活動を開始してからずっと、流れに身を任せ、衝動に身を委ねやってきた。鉄は熱いうちに打てという。平凡な人生を長く歩んできた自分には、今がまさに来るべき時期だとわかる。
昨年末、渓さんや、吉川さんや、古賀さんから紹介して頂いた流通会社の方に自分の作品を売り込んだ。年が明けて、ここ一週間の間に一気に流通の話しが具体的に進み、レコ発（３/２７）前の３月１６日に全国一斉発売と決まった。今、流通の仕組みを一から教えて頂き、下準備に動いている。はっきり言って、すべてがギリギリ間に合う日数だ。ジャケットもまだ完全には完成していない。ジャケットに関しては徹底的にこだわるが故に、吉川さんに細かい注文を次から次にお願いしている。そこに来て、バイヤー向けの資料の作成なども追加でお願いし、本当に言葉では表せないほどの負担をお掛けしてしまっている。
発売後、レコードショップの試聴機にさえ置いてもらえれば、絶対に手に取ってもらえる作品だという自信がある。いかに、試聴機展開してもらえるようにバイヤーの方に営業するかが、今後の私の課題となる。草の根活動日記、第二章の始まりだ。
発売日まであと少し。たいした計画もないまま、衝動的に動き始めたこのプロジェクトが、いつの間にか大海に飛び出そうとしている。もう待ったなしだ。