CD発売を目前に控え、極度のナーバスになっていた。果たして、売れるのだろうか…自分の持っているものすべてをつぎ込んだつもりだし、この作品には多くの才能が結集している。まず、ジャケットデザインは最高のアート作品に仕上がっているし、帯には文才溢れるアーティスト達からの力強い推薦コメントも載せている。価格も12曲入りで¥1500円とお手頃だ。多くのレコードショップが試聴機展開もしてくれそうだ。CDは一曲目が何より大事だが、この作品の一曲目には超名曲が入っている。あとは、マスメディアがこの作品を取り上げてくれさえすれば、とんでもないことになりそうな…そんな予感がする。この日本でカウンターカルチャーなるものが発生するかもしれない。日本人の芸術に対する価値観がガラっと変わるような…
そんな胸騒ぎを抑えつつ、久しぶりにビラ配りに出掛けてきた。
場所は名古屋駅から徒歩10分ほどの某ライブハウスだ。ここで今夜、ビートクルセ○ダーズのライブがあった。
この会場はライブハウス前でビラ配りをすると怒られそうな感じなので、いつも会場から少し離れた路上でビラ配りを実施する。少し暗い路上にポツンと一人立ちビラ配りをしていると大抵怪しまれる。なので、元気良く「お願いしまーす」と声を掛けなければまず受け取ってくれない。逆に言うと、非常にビラ配りのしがいのあるスポットでもあり、個人的には一番お気に入りの場所だ。ビラを受け取ってくれる人も本当に興味のある人が受け取ってくれる。10人中、一人ぐらいの人がビラを受け取ってくれるのだが、ビラを受け取ってくれた瞬間、その人と一瞬心が通じ合ったような感動が沸き起こる。
この日、予想以上に多くの人がビラを受け取ってくれた。用意したビラをすべて配り終えた。
ビラ配りを始めて、一年半ぐらい経つが、今日までに大量のビラを配ってきた。実際にライブハウスまで来てくれた人は両手で数えるほどしかいなかったが、「HADA」という名前は多くのロック好きな人達の脳裏に焼き付いたことだろう。
PR
この記事にコメントする
- HOME -