CDのジャケットというのは作品の顔ともなり、物凄く大事だ。もちろん、中身の音が一番大事だが、それを聴く前にまず、ジャケットからイメージを膨らませる。CDコレクターである私の、ジャケットデザインへのこだわりはハンパじゃない。曲作りを始めた高校生の頃から、CDジャケットとして使えそうな、絵や写真を常に探してきた。それでも、なかなか自分の世界観と合致する絵や写真には巡り会えなかった。
そんな中、今回、私の作品に参加してくれているナイーブ系シンガーKこと古賀さんが、吉川さん(ジョンのサン正式メンバー)と組んでいるユニット、『葉っぱの裏側シスターズ』のホームページを見ていた。その中に吉川さんが書いた絵がアップされているのだが、その絵を見て稲妻に打たれた…これだっ!!中でも古賀さんがギターを弾いている絵が究極に素晴らしく、是非この絵を使わせてほしいと申し出た。すると、信じられないことに吉川さんが私自身をデッサンしてくれるということで話しが進んでいった。しかも、トータルデザインまですべてやってくれるという。吉川さんは芸大で日本画を学んだ後、印刷会社で今現在もバリバリに働いている、正真正銘のプロだ。
早速、昨日、吉川さんにデッサンしてもらってきた。
コンセプトや構図を変えて何枚か描いてもらったのだが、どの絵も素晴らしい出来で、細部まで細かく丁寧に描写されていた。そして、どの絵も物凄いオーラが出ていた。等身大の自分が絵に乗り移ったかのようだった。
PS 前々回の日記で、水さんを超えてみせると断言したものの、結局、水さんよりいい詩を書くことはできませんでした。熟慮の末、水さんの詩『急性アルコールブルース』を使わせてもらうことにしました。
水さんの奥さんだったマユミさんには報告しとこうと思い、今日八年振りに電話をしてみました。すると、ご両親から再婚をしたと報告を受けました。
八年前、水さんは交通事故にあい、私が愛知から京都の病院に駆けつけた時にはすでに危篤状態でした。その時、マユミさんは私の胸に手を当て『水深泥をしっかり入れとけよ』と言ってくれました。
必ずいい作品に仕上げます。
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